各種 CSS 仕様に共通な内容

~CSSisaLANG

【 以下における[ “この仕様” / “この文書” ]は、 この~pageを参照している,個々の~CSS仕様を指す。 】

◎位置付け

【 以下の各 段落に付与される略称[ `ED^b/`WD^b/`CRD^b/`CR^b/`REC^b/`NOTE^b ]は、 次に挙げる`仕様の策定段階@~CSSSNAPSHOT#w3c-process$を表す — 当の段落は、 略称が表す策定段階に限り,適用される。 】:

  • `ED^b = `編集者草案@~W3C-TYPES#ED$( `Editors’ Draft^en ) (これは、`~W3C批准過程~文書@~W3C-Process$の一部を成さない)
  • `WD^b = `作業草案@~W3C-TYPES#WD$( `Working Draft^en ) — `最初の公な作業草案@~W3C-TYPES#FPWD$( `First Public Working Draft^en )も含む
  • `CRD^b = `勧告候補~草案@~W3C-TYPES#CRD$( `Candidate Recommendation Draft^en )
  • `CR^b = `勧告候補~snapshot@~W3C-TYPES#CR$( `Candidate Recommendation Snapshot^en )
  • `REC^b = `勧告@~W3C-TYPES#REC$( `Recommendation^en )
  • `NOTE^b = `~group~note@~W3C-TYPES#NOTE$( `Group Note^en )

`WD^b/`CRD^b/`CR^b/`REC^b/`NOTE^b: この節では、 公表~時点におけるこの文書の位置付けについて述べます。 他の文書がこの文書に取って代わることがあります。 ~W3Cの現在の公表~一覧とこの文書の最新の改訂版は `~W3C技術-報告~索引@~TR/$( `W3C technical reports index^en ) にて見出せます。 ◎ This section describes the status of this document at the time of its publication. Other documents may supersede this document. A list of current W3C publications and the latest revision of this technical report can be found in the W3C technical reports index at https://www.w3.org/TR/.

`ED^b: これは、 編集者草案の公な複製です。 これは、 論を交わすためのみに供されており,いつでも変更され得ます。 その公表は、 その内容に対する~W3Cによる承認を含意するものではありません。 この文書を,進捗-中な作業を超えるものとして引用しないこと。 ◎ This is a public copy of the editors’ draft. It is provided for discussion only and may change at any moment. Its publication here does not imply endorsement of its contents by W3C. Don’t cite this document other than as work in progress.

【 編集者草案は、 他の策定段階と排他的でない — ときには、 同じ~URLで,一時的に[ 作業草案/勧告候補 ]として公表されることもある。 】

`WD^b/`CRD^b/`CR^b: この文書は`~CSS~WG$により[ 作業草案/勧告候補~草案/勧告候補~snapshot ]として公表されました。 ◎ This document was published by the CSS Working Group as a { First Public Working Draft / Working Draft / Candidate Recommendation Draft / Candidate Recommendation Snapshot } .

`WD^b/`CRD^b/`CR^b: [ 作業草案/勧告候補~草案/勧告候補~snapshot ]としての公表は、 `W3C Membership^en による承認を含意するものではありません。 ◎ Publication as a { First Public Working Draft / Working Draft / Candidate Recommendation Draft / Candidate Recommendation Snapshot } does not imply endorsement by the W3C Membership.

`CRD^b: 勧告候補~草案は、 以前の勧告候補からの変更点を後続な勧告候補~snapshot内に含めるよう, ~WGが意図して統合したものです。 ◎ A Candidate Recommendation Draft integrates changes from the previous Candidate Recommendation that the Working Group intends to include in a subsequent Candidate Recommendation Snapshot.

`WD^b/`CRD^b/`CR^b: この草案~文書はいつでも更新される,あるいは他の文書により[ 置換される/廃用にされる ]ことがあります。 この文書を進捗-中な作業~以外のものとして引用するのは、 不適切になります。 ◎ This is a draft document and may be updated, replaced or obsoleted by other documents at any time. It is inappropriate to cite this document as other than work in progress.

`REC^b: この文書は、 `~CSS~WG$により, `勧告~行程@~W3C-Process#recs-and-notes$を利用して勧告として公表されました。 ◎ This document was published by the CSS Working Group as a Recommendation using the Recommendation track.

`NOTE^b: この文書は、 `~CSS~WG$により, `~note行程@~W3C-Process#recs-and-notes$を利用して~group~noteとして公表されました。 ~group~noteは、 ~W3Cやその~memberたちから承認されたものではありません。 ◎ This document was published by the CSS Working Group as a Group Note using the Note track. Group Notes are not endorsed by W3C nor its Members.

~feedbackがあれば、 `GitHub に課題を申請する@https://github.com/w3c/csswg-drafts/issues$ ことにより送信されたし — その際には、 ~titleに仕様~codeを含めてください — “[仕様~code] …~commentの要約…” の様に†。 すべての[ 課題/~comment ]は、 `~archive@https://lists.w3.org/Archives/Public/public-css-archive/$化されます。 ~feedbackは GitHub が選好されますが、 別法として,公な~mailing-list www-style@w3.org にも送信できます (`~archive@https://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/$)。 ◎ Please send feedback by filing issues in GitHub (preferred), including the spec code “XXX” in the title, like this: “[XXX] …summary of comment…”. All issues and comments are archived. Alternately, feedback can be sent to the (archived) public mailing list www-style@w3.org.

【† 仕様~codeは、 仕様に応じて異なる — 例: `CSS Values and Units Module Level 4^cite の仕様~codeは "css-values-4" 。 一般に,~levelを表す番号も含まれるが、 正確な名前は[ 個々の原文~仕様/上述の GitHub ]を参照されたし。 】【 ~titleも本文も英語が~~前提。 】

`REC^b: この文書は~W3C~member, ~software開発者たち, ~W3C~groupや関心のある主体から考査され、 `~director@~W3C-Process#def-Director$( `Director^en ) により~W3C勧告として承認されたものです。 これは安定的な文書であり、 規範として利用したり,他の文書に引用することができます。 勧告の公表における~W3Cの役割は、 仕様に対する注目を集め,広範囲への配備を促す所にあります。 これは~Webの相互運用能と機能性を強化するものです。 ◎ This document has been reviewed by W3C Members, by software developers, and by other W3C groups and interested parties, and is endorsed by the Director as a W3C Recommendation. It is a stable document and may be used as reference material or cited from another document. W3C's role in making the Recommendation is to draw attention to the specification and to promote its widespread deployment. This enhances the functionality and interoperability of the Web.

この文書は、 `~W3C批准過程~文書@~W3C-Process$( `W3C Process Document^en )の下で統治されています。 ◎ This document is governed by the XX XXX 20XX W3C Process Document.

【 批准過程~文書には、 日付が異なる複数の~versionがある。 ここでは,日付が無い(最新な)~versionを参照しているが、 実際の原文は,それらのうち特定0の~versionを参照している。 次の段落に いくつかある “~W3C特許~施策” 内を指す~linkも同様。 】

`WD^b/`CRD^b/`CR^b/`REC^b: この文書は、 ある~groupにより,`~W3C特許~施策@~Patent-Policy$( `W3C Patent Policy^en )に従う下で制作されました。 ~W3Cは、 当の~groupの成果物に~~関連して,特許~開示の公な~list ( `public list of any patent disclosures^en ) を保守しています。 その~pageは、 特許を開示するための指示書きも含んでいます。 【仕様~内の何かに関する】ある特許について実際の知識を有する者は、 それが `Essential Claim(s)@~Patent-Policy#def-essential$en を包含すると予見するならば, `~W3C特許~施策 § 開示@~Patent-Policy#sec-Disclosure$ に則って情報を開示しなければなりません。 ◎ This document was produced by a group operating under the W3C Patent Policy. W3C maintains a public list of any patent disclosures made in connection with the deliverables of the group; that page also includes instructions for disclosing a patent. An individual who has actual knowledge of a patent which the individual believes contains Essential Claim(s) must disclose the information in accordance with section 6 of the W3C Patent Policy.

`NOTE^b: `~W3C特許~施策@~Patent-Policy$には、 この文書に適用される[ 許諾~要件/~commitment ]はありません。 ◎ The 15 September 2020 W3C Patent Policy does not carry any licensing requirements or commitments on this document.


ある特能が `~risk下@ にある( `at-risk^en )とは、 ~W3C批准過程の技術用語であり,当の特能が[ 落とされる/延期される ]危機にあることを含意するとは限りません。 それは、 ~WGが[ 当の特能は、適時に相互運用可能に実装されるのは困難かもしれない ]と予見していて,[ 仕様を勧告案の段階へ~~進めるために必要yなら,その特能を — それを除いた新たな勧告候補を公表することなく — 落とす ]ことも許容されることを意味します。 ◎ “At-risk” is a W3C Process term-of-art, and does not necessarily imply that the feature is in danger of being dropped or delayed. It means that the WG believes the feature may have difficulty being interoperably implemented in a timely manner, and marking it as such allows the WG to drop the feature if necessary when transitioning to the Proposed Rec stage, without having to publish a new Candidate Rec without the feature first.

値~定義

この仕様は、 `CSS-VALUES$r による`値~定義の構文@~CSSVAL#value-defs$を利用する下で, `CSS2$r による `~CSS~prop定義 規約@~CSS22/about.html#property-defs$ 【`次節に要約する@#property-defs$】 に従う。 この仕様にて定義されない値~型は、 `CSS-VALUES$r にて定義される。 これらの値~型の定義は、他の~CSS~moduleとの組合nで拡張され得る。 ◎ This specification follows the CSS property definition conventions from [CSS2] using the value definition syntax from [CSS-VALUES-3]. Value types not defined in this specification are defined in CSS Values & Units [CSS-VALUES-3]. Combination with other CSS modules may expand the definitions of these value types.

それらの定義に挙げられる~propに特有な値に加え,この仕様に定義されるすべての~propは、その値に,各種`~CSS全域~keyword$も受容する。 可読性のため、それらの~keywordは明示的には示されない。 ◎ In addition to the property-specific values listed in their definitions, all properties defined in this specification also accept the CSS-wide keywords as their property value. For readability they have not been repeated explicitly.

【日本語訳における~prop定義の表記と規約】

(この~siteの)各種~CSS仕様の日本語訳では、 各種~propの定義を与える表tは,下に示す様な~styleで呈示される。 この種の表tは、 ~prop定義~表t ( `property definition table^en ) とも呼ばれる。

表tの 2 列目には, `~CSS-2による規約@~CSS22/about.html#property-defs$ を要約して記述しているが、 一部の用語は,~module化された(後発の)各種~CSS仕様への参照に差し替えている。 加えて,次に挙げる欄は、 それらの仕様に整合するよう,記述を補完してもいる ⇒# 適用対象, ~animation型(この欄は、~CSS-2の策定後に導入された), 正準的~順序(この欄も、~CSS-2の策定後に導入された), 算出d値(この欄は、~animation型との関係で~CSS-2による規約から変化した)

◎名 この欄には、 ~propの名前が記される。 (他の欄は同じになるような)同類の複数個の~prop名が挙げられることもある。 ◎値 ~propに指定し得る`合法な値とその構文@~CSSVAL#value-defs$。 `~CSS全域~keyword$は,どの~propにも指定できるので、 上述したように,この構文には明示的に示されない。 ◎初 ~propの`初期~値$。 ◎適

~propは、 何に`適用され$るか。 どの要素も,すべての~propを有するものと見なされるが、 当の~propが具現化に効果を発揮するのは,この欄に挙げられたものに限られる。 ほとんどの~CSS~moduleでは,[ (当の要素が生成する)~boxの型(`表示~型$など)/ (当の要素の内容を成す)~text ]が挙げられるが (`~list~item$など,他にもある)、 ~SVG仕様など,要素~型が挙げられる場合もある。

この欄に “~text” が挙げられている場合、[ ~propは要素の内容を成す`~text連列$に継承され,効果を発揮する ]ことを意味する (したがって,`継承され$る~propに限られる) — 例えば、 要素は~boxは生成しないが,その内容は具現化される事例 (要素の `display$p 値が `contents$v の場合) でも。 (他にも,`~marker~box$の事例などがある。 “~text” は、 過去には,概して`行内~box$として挙げられていたが、 これらの事例に~~適応するために導入された — `課題 #5303@~CSSissue/5303$ に論点がある。)

この欄に “すべての要素” と記されている場合、 他が指定されない限り,[ `全部的に~style可能な疑似要素$(例: `before$pe, `after$pe )/ `要素が裏にある疑似要素$(例: `details-content$pe, `part()$pe ) ]も含まれる (しかしながら、 “~text” も併記されていない限り, `~text連列$には`適用され$ない)。 他の`疑似要素$については、 一般に,`個々の疑似要素の定義@~CSSPSEUDO$ごとに, 当の疑似要素に`適用され$る~propたちが成す~listが指定される。

◎継 値が`継承され$るかどうか。 ◎百 `百分率$による値が,何を基準に解釈されるか。 “受容しない” と記されている場合、 ~propは百分率による値を受容しないことを意味する。 ◎算

~propの`算出d値$を成す成分たちの構成と それら各~成分の型 (`指定d値$においては省略可能な成分も, 算出d値には既定の値がアテガわれた上で現れることもある) (これは、~animation型の欄に与えられる記述にも関係する)。 場合によっては、 算出d値が どう決定されるかも記される。

“指定されたとおり( `as specified^en )” あるいは “指定された〜” と記された所では (後者の句は、対象になる値~型を特に指示するときに利用される)、 指定d値がそのまま算出d値になることを表す (算出d値は,内部的な抽象-表現なので、 厳密には,指定d値を等価な表現に変換した結果になる)。

指定d値が`~CSS全域~keyword$である場合については、 この欄には示されない — その場合の算出d値は、 その~keywordの定義に従って決定されるので。

◎ア

~propは~animate可能かどうか,および 可能な場合はどう補間されるか。 `WEB-ANIMATIONS-1$r による `§ ~propの~animate法@~WANIM#animating-properties$, および `CSS-VALUES$r による `§ 値の結合-法@~CSSVAL#combining-values$, 各種 値~型に定義される補間-法を見よ。

“~animate不可( `not animatable^en )” ではなく, 単に “不可( `no^en )” と記されている場合、 `離散的@~WANIM#discrete$を意味するかもしれない — その仕様は、 まだ上述した仕様による定義に従うよう更新されていない。

◎順 この欄には、 ~propの値が `CSSOM@~CSSOM1$ を通して直列化される際に,値の中の各 成分~値をどの順序で直列化するかが記される。 “文法に従う” と記されている場合は、 定義~表tの “値” の欄に示された順序に従う (構文上は順序の入れ替えが可能であっても)。 【とは言え、現時点では, “文法に従う” 以外が記された~propは皆無に等しい。】 ◎表終

`略式~prop$については、 通例,定義~表tの中の “適用対象” 以下の各 欄は, “個々の~propを見よ” と記される (対応する各種`下位prop$による定義を参照する)。

[ ~CSS-2/~SVG ]仕様の~prop定義~表tには、 他にも “媒体” 欄があるが (~propが効果を発揮し得る`媒体~group$を指示する,規範的でない情報を与える)、 和訳では意図的に省略している。 他のすべての~CSS~moduleからは,`廃され@https://github.com/w3c/csswg-drafts/commit/951fc349f63ce196e3f9b4f4a0213db6e76b1f10$ており、 `今や古くなっている@~MQ5#media-types$ので。 【!参考 https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/@media】

各種~用語

【 この節では、 `CSS2$r の `§ ~CSS-2処理~model@~CSS22/intro.html#processing-model$, `§ 各種~定義@~CSS22/conform.html#defs$ に挙げられている一般~用語の記述の和訳を与える。 ただし,この訳では、 これらの記述を成す一部の用語の参照先を,~module化された(後発の)各種~CSS仕様に置換している。 】

`整形~構造@ ( `formatting structure^en )
`処理~model@~CSS22/intro.html#processing-model$の一環として,各種~propで注釈された`文書~tree$から生成される構造【`~box~tree$とも称される】。 整形~構造は、 文書~treeによく似ることが多いが,有意に相違することもある — 特に,作者が疑似要素や生成d内容を用立てたとき。 第一に,整形~構造は、 “~tree状” になる必要はまったくない — 構造の資質は、 実装に依存する。 第二に,整形~構造が包含する情報は、 文書~treeより多いことも少ないこともある。 一例として,文書~tree内の ある要素の `display$p ~propの値が `none^v にされている場合、 その要素は,整形~構造~内に何も生成しないことになる。 他方,`~list~item$は、 整形~構造~内にもっと情報 — ~list~itemの内容や~list~style情報(例:~bullet画像) — を生成することもある。 ◎ From the annotated document tree, generate a formatting structure. Often, the formatting structure closely resembles the document tree, but it may also differ significantly, notably when authors make use of pseudo-elements and generated content. First, the formatting structure need not be "tree-shaped" at all -- the nature of the structure depends on the implementation. Second, the formatting structure may contain more or less information than the document tree. For instance, if an element in the document tree has a value of 'none' for the 'display' property, that element will generate nothing in the formatting structure. A list element, on the other hand, may generate more information in the formatting structure: the list element's content and list style information (e.g., a bullet image).
`~canvas@ ( `canvas^en )
媒体を問わず, “`整形~構造$が具現化される空間” を指す。 ~canvasは,空間の各~次元において無限であるが、 一般に,具現化(~~描画や~~音声化)は~canvasを成す有限な領域の中で生じる。 この領域は、 当の媒体に則って,~UAにより確立される。 一例として,~screenに具現化する~UAは、 一般に,最小~横幅を課した上で,`表示域$の寸法に基づいて初期~横幅を選ぶ。 ~page媒体に具現化する~UAは、 一般に,横幅, 縦幅に拘束を課す。 聴覚-媒体に具現化する~UAは、 音声~空間【音量や方角など】に制限を課すが,時間には課さない。 ◎ For all media, the term canvas describes "the space where the formatting structure is rendered." The canvas is infinite for each dimension of the space, but rendering generally occurs within a finite region of the canvas, established by the user agent according to the target medium. For instance, user agents rendering to a screen generally impose a minimum width and choose an initial width based on the dimensions of the viewport. User agents rendering to a page generally impose width and height constraints. Aural user agents may impose limits in audio space, but not in time.
`~source文書@ ( `source document^en )
`~stylesheet@ ( `style sheet^en )
【これらの用語については、 `CSS Snapshot^cite の`用語集@~CSSSNAPSHOT#css-glossary$に移譲。】 ◎ A set of statements that specify presentation of a document. ◎ Style sheets may have three different origins: author, user, and user agent. The interaction of these sources is described in the section on cascading and inheritance.
`妥当な~stylesheet@ ( `valid style sheet^en )
~stylesheetの妥当性は、 ~stylesheetに利用される~CSSの~levelに依存する。 すべての妥当な CSS1 ~stylesheetは,妥当な~CSS-2~stylesheetになるが、 CSS1 から変更された箇所も少数ながらあるため、 CSS1 ~stylesheetの意味論は,~CSS-2においては少し異なることになる。 CSS2 (1998) の特能には~CSS-2の一部を成さないものも含まれているので、 すべての CSS2 (1998) ~stylesheetが妥当な~CSS-2~stylesheetになるわけではない。 ◎ The validity of a style sheet depends on the level of CSS used for the style sheet. All valid CSS1 style sheets are valid CSS 2 style sheets, but some changes from CSS1 mean that a few CSS1 style sheets will have slightly different semantics in CSS 2. Some features in CSS2 (1998) are not part of CSS 2, so not all CSS2 (1998) style sheets are valid CSS 2 style sheets.
`~CSS-2の文法@~CSS22/grammar.html#app-grammar$に則って書かれるものは、 妥当な~CSS-2~stylesheetとされる。 更に、 ~CSS-2仕様にて定義される[ ~at-規則, ~prop名, ~prop値 ]のみを包含しなければナラナイ。 `違法@ な(合法でない)[ ~at-規則, ~prop名, ~prop値 ]は妥当でない(無効になる)。 ◎ A valid CSS 2 style sheet must be written according to the grammar of CSS 2. Furthermore, it must contain only at-rules, property names, and property values defined in this specification. An illegal (invalid) at-rule, property name, or property value is one that is not valid. ◎ ↑ source document The document to which one or more style sheets apply. This is encoded in some language that represents the document as a tree of elements. Each element consists of a name that identifies the type of element, optionally a number of attributes, and a (possibly empty) content. For example, the source document could be an XML or SGML instance.
`文書~言語@ ( `document language^en )
`~source文書$を符号化している言語(例: ~HTML, ~XHTML, ~SVG )。 ~CSSは、 文書~言語の呈示を述べるために利用される。 ~CSSは、 文書~言語による下層の意味論を変更することはない。 ◎ The encoding language of the source document (e.g., HTML, XHTML, or SVG). CSS is used to describe the presentation of document languages and CSS does not change the underlying semantics of the document languages.
`要素@ ( `element^en )
文書~言語の構文を成す首な構成子。 ほとんどの`~CSS~stylesheet$規則は、 要素の名前 (~HTMLの `p^e, `table^e, `ol^e など) を利用して,要素がどう具現化されるべきかを指定する。 ◎ (An SGML term, see [ISO8879].) The primary syntactic constructs of the document language. Most CSS style sheet rules use the names of these elements (such as P, TABLE, and OL in HTML) to specify how the elements should be rendered.
`置換d要素@ ( `replaced element^en )
~CSS整形~modelの視野から外れる内容を持つ要素 — 画像や動画, 埋込まれた文書など。 例えば,~HTML `img^e 要素の内容は、 その `src^a 属性が指名する画像に置換されることが多い。 置換d要素は、 `内在的~寸法$ — 内在的[ 横幅, 縦幅, 縦横比 ] — を持つことが多い。 例えば,~bitmap画像は、 絶対~単位で指定される,内在的[ 横幅, 縦幅 ]を持つ(内在的~縦横比も,それらから自ずと決定される)。 一方で、 `内在的~寸法$を持たない資源も中にはある (例えば、~~空の~HTML文書)。 ◎ An element whose content is outside the scope of the CSS formatting model, such as an image, embedded document, or applet. For example, the content of the HTML IMG element is often replaced by the image that its "src" attribute designates. Replaced elements often have intrinsic dimensions: an intrinsic width, an intrinsic height, and an intrinsic ratio. For example, a bitmap image has an intrinsic width and an intrinsic height specified in absolute units (from which the intrinsic ratio can obviously be determined). On the other hand, other documents may not have any intrinsic dimensions (for example, a blank HTML document).
~UAは、 敏感な情報が[ 置換d要素の`内在的~寸法$を通して第三者-主体に漏洩する ]と予見されるときは、 その寸法を持たないものと見なしてもヨイ。 例えば、 ~HTML文書において,内在的~sizeが`利用者$の預金残高に依存して変化するような場合には、 その資源は`内在的~寸法$を持っていないかのように動作するなど。 ◎ User agents may consider a replaced element to not have any intrinsic dimensions if it is believed that those dimensions could leak sensitive information to a third party. For example, if an HTML document changed intrinsic size depending on the user's bank balance, then the UA might want to act as if that resource had no intrinsic dimensions.
置換d要素の内容は、 ~CSS具現化~modelの対象とは見なされない。 ◎ The content of replaced elements is not considered in the CSS rendering model.
`内在的~寸法@ ( `intrinsic dimensions^en )
【この用語は、今や `CSS Image^cite ~moduleにて`生来な寸法$として定義される。】 ◎ The width and height as defined by the element itself, not imposed by the surroundings. CSS does not define how the intrinsic dimensions are found. In CSS 2 only replaced elements can come with intrinsic dimensions. For raster images without reliable resolution information, a size of 1 px unit per image source pixel must be assumed.
`属性@ ( `attribute^en )
要素に結付けられた値であって,[ 名前, および その名前に結付けらる(~textによる)値 ]からなる。 ◎ A value associated with an element, consisting of a name, and an associated (textual) value.
`内容@ ( `content^en )
`~source文書$において、 要素に結付けられた内容。 要素には内容が無いものもあり、 そのような要素は,内容は `空@ であるともいう。 要素の内容は、 ~textや, いくつもの子~要素を含み得る — このとき、 要素は,それらの子~要素の`親$になる。 ◎ The content associated with an element in the source document. Some elements have no content, in which case they are called empty. The content of an element may include text, and it may include a number of sub-elements, in which case the element is called the parent of those sub-elements.
`無視-@ ( `ignore^en )
この用語は、 二つの意味で用いられる。 まず,~CSS構文解析器は、 ~stylesheet内にて未知または合法でない構文を発見したときには,一定の規則に従うモノトスル。 構文解析器は、 その~stylesheetの一定の部分を無視するモノトスル†。 どの部分を無視するモノトスルかについての正しい規則は、 `宣言と~prop@~CSS22/syndata.html#declaration$, `構文解析~errorの取扱い規則@~CSS22/syndata.html#parsing-errors$, `未~supportな値@~CSS22/syndata.html#unsupported-values$ にて述べられる††。 用語 “無視する” が現れる箇所の~textにて,説明されることもある。 ◎ This term has two slightly different meanings in this specification. First, a CSS parser must follow certain rules when it discovers unknown or illegal syntax in a style sheet. The parser must then ignore certain parts of the style sheets. The exact rules for which parts must be ignored are described in these sections (Declarations and properties, Rules for handling parsing errors, Unsupported Values) or may be explained in the text where the term "ignore" appears.\
【† すなわち、 その部分が元から存在していなかったのようにふるまう 】【†† あるいは、 `CSS-SYNTAX-3$r および, その `~errorの取扱い@~CSSSYN#error-handling$, `~style規則@~CSSSYN#style-rules$ など。 】
もう一つの意味は: ~UAは、 ~stylesheet内の一定の~propや値を — 構文が合法であっても — ~~無視してもヨイ(事例によっては~~無視するモノトスル)。 例えば、 `table-column^v 要素は、 ~table列の~fontに影響できないので, `font^p ~propは無視するモノトスル。 【こちらの意味で用いられることは、今や,ほぼない — `~prop定義~表t@#property-defs$の “適用対象” から暗黙的に指定されるので。】 ◎ Second, a user agent may (and, in some cases must) disregard certain properties or values in the style sheet, even if the syntax is legal. For example, table-column elements cannot affect the font of the column, so the font properties must be ignored.
`具現化された内容@ ( `rendered content^en )
関連な~stylesheetに則って具現化を適用した後の,要素の内容。 置換d要素の内容が具現化される方法は、 ~CSS仕様では定義されない。 具現化された内容は、要素を代替する~textになったり (例: ~XHTMLの `alt^a 属性の値), ~stylesheetにより[ 暗黙的/明示的 ]に挿入される~itemを含むこともある (例えば,~bullet, 付番など)。 ◎ The content of an element after the rendering that applies to it according to the relevant style sheets has been applied. How a replaced element's content is rendered is not defined by this specification. Rendered content may also be alternate text for an element (e.g., the value of the XHTML "alt" attribute), and may include items inserted implicitly or explicitly by the style sheet, such as bullets, numbering, etc.
`文書~tree@ ( `document tree^en )
`根@ ( `root^en )
`親@ ( `parent^en )
`子@ ( `child^en )
`子孫@ ( `descendant^en )
`先祖@ ( `ancestor^en )
`同胞@ ( `sibling^en )
`先行する要素@ ( `preceding element^en )
`後続する要素@ ( `following element^en )
【これらの用語については、 `DOM$r 仕様の `§ ~tree@~DOM4#trees$に移譲。】 ◎ The tree of elements encoded in the source document. Each element in this tree has exactly one parent, with the exception of the root element, which has none. ◎ An element A is called the child of element B if and only if B is the parent of A. ◎ An element A is called a descendant of an element B, if either (1) A is a child of B, or (2) A is the child of some element C that is a descendant of B. ◎ An element A is called an ancestor of an element B, if and only if B is a descendant of A. ◎ An element A is called a sibling of an element B, if and only if B and A share the same parent element. Element A is a preceding sibling if it comes before B in the document tree. Element B is a following sibling if it comes after A in the document tree. ◎ An element A is called a preceding element of an element B, if and only if (1) A is an ancestor of B or (2) A is a preceding sibling of B. ◎ An element A is called a following element of an element B, if and only if B is a preceding element of A.
`作者@ ( `author^en )
`著作~tool@ ( `authoring tool^en )
`利用者@ ( `user^en )
`~UA@ (~~利用者エージェント, `user agent^en0 )
【これらの用語については、 `CSS Snapshot^cite の`用語集@~CSSSNAPSHOT#css-glossary$に移譲。】 ◎ An author is a person who writes documents and associated style sheets. An authoring tool is a user agent that generates style sheets. ◎ A user is a person who interacts with a user agent to view, hear, or otherwise use a document and its associated style sheet. The user may provide a personal style sheet that encodes personal preferences. ◎ A user agent is any program that interprets a document written in the document language and applies associated style sheets according to the terms of this specification. A user agent may display a document, read it aloud, cause it to be printed, convert it to another format, etc. ◎ An HTML user agent is one that supports one or more of the HTML specifications. A user agent that supports XHTML [XHTML], but not HTML is not considered an HTML user agent for the purpose of conformance with this specification.
`~prop@ ( `property^en )
~CSSは、 ~propと呼ばれる,文書の具現化を指図する~parameterの有限な集合を定義する。 各~propは、 名前(例: `color^p / `font^p / `border^p ), および 値を持つ(例: `red^v / `12pt Times^v / `dotted^v )。 ~propは、 `詳細度, ~cascade法, 継承の仕組み@~CASCADE$ により,文書の様々な部分(すなわち,要素)や 文書が表示される~pageに結付けられる。 ◎ CSS defines a finite set of parameters, called properties, that direct the rendering of a document. Each property has a name (e.g., 'color', 'font', or border') and a value (e.g., 'red', '12pt Times', or 'dotted'). Properties are attached to various parts of the document and to the page on which the document is to be displayed by the mechanisms of specificity, cascading, and inheritance (see the chapter on Assigning property values, Cascading, and Inheritance).
`記述子@ ( `descriptor^en ) 【この項目はこの訳による追加】
~propと同様に、 記述子も文書の具現化を指図する~parameterであり, ~propと同じ構文や値を共有することも多いが (記述子は “~prop記述子” の略記でもある)、 個々の要素には結付けられない点で異なる (したがって、値の継承のような概念もない)。 それは、 通例的に,その適用-対象となる文脈を指示する~at-規則の中で利用される — ~propの様に,選択子を通して要素に適用される代わりに。 例えば `font-face$at 規則の中で利用される各種~font記述子は、 `font-face^at が指示する~fontについて記述し, 文書~内の その~fontを利用する すべての 要素の具現化を指図することになる。